FCPX 10.0.8 + 新しい事例が登場 (0408更新) + (0508更新)

スクリーンショット 2013-03-30 10.18.13
もうすぐNAB(National Association Broadcasteres)2013が開催ですね。毎年各社から色々な機器が出たり、ソフトがバージョンアップしたりと、一つの区切りになっているイベントです。Appleもずいぶん前に出ていましたが、トレードショーに出るよりApple Storeの方を重要視するようになってからは、各トレードショー出展を取りやめNAB参加も公には行っていませんでした(実際には、ホテルでの商談ルームでユーザとディスカッションしていたり、どこぞの会社と話していたりと、非公式な活動は行われている)。そとはいえ、Final Cut Pro Xが初めて登場したのは、NAB会期中に行われたユーザイベントSuperMeet2011でした。ユーザイベントでAppleが、Sneak Previewを行ったのは意外でした。毎年というわけでもありませんが、この時期、Appleもそれなりの対応はしてきました。今回FCPX 10.0.8が出たのも、NABのタイミングを狙ってというのはあったと思います (FCPX 10.0.8 リリースノート(英語日本語))。

さて、そのFCPX 10.0.8の内容ですが…
・Sony XAVC コーデック(最高解像度:4K)のサポートが追加されます
・ARRI ALEXA デジタルシネマカメラの ProRes Log C ファイルをスタンダード Rec.709 のカラー/コントラストレベルで表示するオプションが追加されます
・一部の他社製のエフェクトのレンダリング時に緑色のフレームが生成される問題が解決されます
・一部のタイトルとエフェクトの使用時に起きることがあるパフォーマンス上の問題が解決されます
・時間が反転されているクリップをバックグラウンドでレンダリングできます
・タイムラインのクリップのアピアランスを調整するキーコマンドを使用できます
・ビデオファイルのタイムコードトラックに含まれるリール番号メタデータを表示できます
・サラウンドプロジェクト内のモノラル・オーディオ・ファイルが正しい音量レベルで書き出されます
・アプリケーションの再起動時に、ドロップゾーンがビデオの最初のフレームにリセットされなくなります
・1 つのクリップ内で複数の範囲を選択するときのパフォーマンスの問題が解決されます
・外部ビデオデバイスで視聴するときに、一部のクリップで“折り返して再生”機能が正常に動作しない問題が解決されます

という内容になっています。
この中で大きいのは、XAVC対応、ProRes Log CをRec.709対応ですね。

XAVC_FCPXXAVCはSONYが昨年のinter BEE(国際放送機器展)前にPMW-F5/F55と共に発表した4K対応のコーデックです。SONYからリリースされた当時既にFCPXの対応は記載されていましたが、Appleからは何もアナウンスが無い中、今回のFCPX 10.0.8で、対応となりました(interBEEでは、XAVCがFCPXで動くデモがありました)。他のノンリニアソフトのコーデックがリリースされていて、FCPXも待たれていた機能だけに、やっとの正式対応は嬉しいですね(個人では使わないコーデックですが)。

実際にFCPXで使うには、FCPXを10.0.8にするだけではダメで、XAVC/XDCAM Plug-in for Apple (PDZK-LT2)をSONYサイトからダウンロードしてインストールする必要があります。

XAVCを使って収録されたMXFファイルが無いため、動作検証まで出来ないのが残念です…何処かにサンプルファイルがあれば…。

もう一つのProRes Log Cですが、そもそもLog Cとは、ARRIのカメラで記録する時にLogを使う場合にALEXAだと、Log Cという名称になります(SONYだと、S-Logですね)。で、コーデックはProResを使うんだけど、カラースペースはLogで、というフォーマットをProRes Log Cと称しています。そして、それをテレビのカラースペースであるRec.709に変換して表示出来るようにしたという事ですね。こちらも、同じくサンプルファイルが無くて…泣。

他にもMotion 5.0.7、Compressor 4.0.7がそれぞれバグフィックス的側面でバージョンアップされています。

また、時を同じくして、米国のApple FCPXのサイトに事例紹介として2つ(Tsui HarkThe Globe and Mail)も追加されています。前回同様翻訳された事例が読みたいですね。

もっと派手なアップデートを期待している人も多いと思いますが、Appleが地味でも着実にアップデートを重ねている事、FCPXもリリースしてから7度目のマイナーアップデートが行われ、継続して進化させている事はもっと評価されるべきだし、FCPXに対するネガティブな話だけでなくもっと評価されていくべきソフトだと思います。

注:2013.04.08更新
10.0.8の日本語ページが公開されました。事例はまだの様です。はやくこちらも翻訳してほしいですね。
なお、英語、日本語ともに10.0.8になった事でのマニュアルに変化は無い様です。

注:2013.05.08更新
日本語の事例サイトが公開されていました。
Tsui Hark
Globe and Mail

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