FCPXでいわゆるプロキシ編集と素材を一括管理

FCPX少し時間が空きました。前回Final Cut Pro X(以下FCPX)の素材の扱い方と、そこから派生するプロキシ素材の考え方を書きました。

今回は前回の素材の置き方を元により具体的な方法を考えてみます。それは、素材をFinal Cut Eventsフォルダから解放させて任意のフォルダ内にオフライン(簡易編集)用素材も含めた全部の素材を置きつつ、全体のデータ容量を押さえたフローを考えます。

そもそもProRes422(HQ) / ProRes422を作る必要が無い、使う必要が無いじゃないか、というご意見もあるかと思いますが、AVCHDなどMP4ベースの素材は、カラコレ等を行う編集には不向きなフォーマット(コーデック)で、「画質」を考えた編集をするなら、ProRes422(HQ) / ProRes422での作業は作品の基本的なクオリティを支える上で重要です。

少しでもいい状態で編集を行うなら、非圧縮素材を使う事が重要です。また、収録されたメディアのフォーマットも重要(出来ればここも非圧縮で)になりますが、ここは比較的現実味のあるフォーマットであるProRes422(HQ) / ProRes422 を選択し、また、収録フォーマットも民生で多く使われているAVCHDを主体とした考え方にしています。


全カット(データ収録した素材を)をFCPXの「最適化されたメディア」(つまりProRes422)の処理を行うと、AVCHDやMP4に比べてHDDの容量が相当量必要になります。まして、その上のフォーマット(コーデック)であるProRes422(HQ)を扱おうとすると圧縮比が低くなるのでファイルの容量が大きくなるため、全体の容量が必要になります。しかし、全カット使うとは限らないのに、全カット分ProRes422(HQ) / ProRes422で素材を用意すると容量を食うだけで大変なことになります。使う分だけProRes422(HQ) / ProRes422にすれば容量を抑えることが出来ますね。

そこで、まずは元となる素材(僕の場合はAVCHD 2.0)から、Compressorを使ってProRes422(Proxy)素材を作ります。その変換した素材を使って編集します(属に言うオフライン編集またはプロキシ編集)。軽いコーデックで作業しているので、素材の中身をあれこれスキミング(プレビュー)することは余裕です。そうやってストレスなく素材を見渡せる状況を作って、素材をあれこれレスポンスよく見ながら編集作業を軽快に進める形を作ります。素材が多ければ多いほど、色々な素材を見渡しながら編集作業を進めたいと思うので、この軽快に素材をスキミングして結果がダイレクトに返ってくるレスポンスは重要です。
そして、編集点をある程度固めたところでタイムライン上にある素材が必要な素材です。

FCPXでも、プロキシ素材を作ることはできますが、それはデフォルトのムービーフォルダ内の Final Cut Events > イベント名 > Transcoded Media > Proxy Media 内に作成されてしまうため、素材をムービーフォルダから解放する目的の意味合いが薄くなってしまいます。Compressorであえてプロキシ素材を作る事で、編集に必要な素材をムービーフォルダから解放させ、任意のフォルダ内に素材を集約させ管理しやすくする目的からは外れてしまいます。

書き出し時、ProRes422(Proxy)とProRes422(HQ)で書き出したファイル名が同じになる必要があります。一連のファイルを管理するフォルダ内に「Proxy」、「HQ」や「offline」、「online」というふうにフォルダを分けて重複しないように書き出し場所を分けます。

そのタイムライン上の素材をメモして、オリジナル素材からメモしたファイルを選んで再度Compressorを使います。ただし、今度はProRes422(HQ) / ProRes422で書き出します。

僕は少しでも編集結果を良い形にしたいために、ProRes422(HQ)を使っています。最近のMacならパフォーマンスも高いため、ProRes522(HQ)でいかがでしょうか

先ほどのProRes422(Proxy)で作成したタイムラインをXMLで書き出し、再度そのXMLを読み込みます。
タイムライン上の素材を全て選択して「ファイル > プロジェクトファイルを再接続…
読み込みで指定する素材はProRes422(HQ) / ProRes422の方の素材を選びます。上の方でも書いた通りこの時に最初の編集で使ったProRes422(Proxy)と同じファイル名でないと再リンクが出来なくなるため、同じファイル名である必要があるのです。

これで、タイムライン上の素材は本番クオリティのProRes422(HQ) / ProRes422に置き換わります。後は、微調整してエフェクトつけて、カラコレしたり合成するなら、素材を加工したりして仕上げて行きます。

再読み込み時にリンクさせたProRes422(HQ) / ProRes422素材は、前回確認した設定内の「ファイルをFinal Cut Eventsフォルダにコピー」のチェックを外しておけば、Final Cut Events内にコピーされることなく、ショートカットが作成されるのみになります。

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